fc2ブログ

いのち

セミの死骸が園庭に落ちています。

アリの巣近くのセミの死骸です。
2021-08-04-013df.jpg

翌日
2021-08-05-005df.jpg

体はバラバラになり、アリが巣の中に持ち込んでいます。

その様子を子ども達にも注目させました。
2021-08-05-011df.jpg

「セミがかわいそう」という声も聞かれます。
「アリがセミを殺したのではないよ。死んだセミを運んでいるんだよ」と声をかけるとキョトンとした表情になります。
「アリはセミの<いのち>をもらっているんだよ」と声をかけると、わかったのか、わからないのか、そんな表情になっています。

自然界の生物は<食物連鎖>の中にいます。
「セミがかわいそう」という思いは、食べれれるはずのない人間が他ものをから命を奪われるという不幸を元にセミを擬人化した<人間中心的な>思いです。

人間は<勝手な>存在です。
<食物連鎖>の頂点にいて、他のものは食べるのに、他から食べられない。
そして人間以外のものが他のものを食べる行為を見て、食べられるものに<かわいそう>いう感情を抱く。
しかし、人間は他のものを食べている、(無意識に!)

「食べる、食べられる」という観点で見るのではなく、「<いのち>をいただく」という観点に変えようではありませんか。

昼食時のお弁当を広げて食べている子どもた達に、お米の<いのち>をもらっているんだよ、野菜の<いのち>をもらっているんだよ、お肉は豚さんや牛さんや鳥さんの<いのち>をもらっているんだよ・・・・と声をかけていきました。

<いのち>は子ども達にとって難しいことです。
子ども達から木にも<いのち>はあるの?、花にも<いのち>はあるの?・・・・次第に本にも<いのち>はあるの?、コップにも<いのち>はあるの?・・・無生物のものにも<いのち>はあるかと聞いてきます。
どれにも<いのち>があるよ、と答えていきました。

日本の文化では、<人形供養>、<針供養>などに象徴されるように、無生物にも<いのち>を感じ取っています。
こんな気持ちを大切にしていきたいですね。




カレンダー
01 | 2024/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 - -
プロフィール

m.k.masa

Author:m.k.masa
諸々の事柄に、なぜ?、どうして?という感覚をも持ち続けたい幼稚園園長です。
京大理学部卒、大学院修了
(うさぎ年です)

カテゴリ
検索フォーム
最新記事
最新コメント
ランキング
リンク
ご意見、ご感想はこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カウンター
月別アーカイブ
最新トラックバック
フリーエリア
RSSリンクの表示
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

QRコード
QR