FC2ブログ

AIに負けない「教育」

<AIに負けない「教育」>渡部信一著(大修館書店)
あらかじめ決められた条件=フレームでは完璧に作動する「人工知能、ロボット」が条件外では全く作動しないという「フレーム問題」の克服を通して、人間の教育との関連性が述べられています。

img083.jpg

これまでの<近代教育>は<フレーム問題>以前の<人工知能>の開発と同様、
<<「記号」だけを単純に扱うことにより効率性を求めてきた・・・近代教育は学習者が置かれている状況や文脈を意識的切り捨てることにより可能になる「客観的知識」の獲得を意図してきた・・・・しかし「表象(記号や言語)の獲得としての学習をどれだけ積み重ねたところで、その知識は学習者個人の「役立つ知」「生きた知」にならない可能性が高い・・>>(114〜115ページ)

<記号や言語として蓄えられた量と課題に対してそれらを速く取り出すこと>こんなテーマのテレビ番組がありますね。上記のような「客観的知識」を競うもので、高学歴なタレントなどが出場しています。こんな番組に<フレーム問題>以前のタイプの膨大なデータを蓄積したコンピューターが出場したら、高学歴で膨大な知識を誇る者でも太刀打ちできないでしょう。そのような番組で勝利を収めることは<人間としての本来の知>ではなく、以前のタイプのコンピューターにいかに近似しているかを示しているだけではないでしょうか。そんな番組が視聴率を稼いでいることは、意識してか、無意識か、まだそんな「客観的知識」に価値を見出す現状があります。

人工知能の<フレーム問題>の克服については、膨大なビックデータか自ら演繹するように仕組まれているとか、どのように仕組むのかは門外漢の私にはわからないことですが、記号や言語としての表象が根底であることには変わらないでしょう。ですから人間の感覚からすると、<とんでもないこと>が生ずる可能性がありますね。将棋などのゲームでは<新鮮な>手になっているのいでしょう。
人工知能とは異なり、人間では記号や言語としての表象に「意味されること」「記号内容」が伴っていることが大きな違いでしょう。
「人工知能に負けない」とは空虚な記号操作ではなく、感覚を通して得られる実体感をベースにすることにでしょう。

<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<

紙から、目、鼻、髪の毛など部品を切り取り、それらを組み合わせて顔の製作をしています。
2019-09-26-040e3.jpg

<目、鼻、髪の毛>などの部品の「形や名称」、その「形や名称」の「意味される内容」が対応しているから「顔」の製作ができるのです。AIに紙を切らせて部品を作り、組み合わせて「顔」を作らせたら、こんな「素敵な」顔はできないでしょう。きっと指名手配の写真のような無表情なものになることでしょう。

ドングリを転がして遊びます。
2019-09-26-062e3.jpg

ドングリと一緒に、立方体、球、楕円体など幾何学的な形の物も一緒に転がします。
視覚的な記号としての「形」だけでなく、転がる様子で力学的な、実体感のある「意味内容」を感じ取っていけるでしょう。
膨大なビックデータなどに頼らなくても形の実体感を感じ取ることができます。

周りの状況の中で身体を動かし、そこから得られる感覚、言語化や記号化以前の大切なことではないでしょうか。

2019-09-26-041e3.jpg

こんな素敵な表情を大切に!

毛虫と環境


夏から秋にかけて、樹木、特に桜の木には毛虫がつきます。

発生する数は年によって異なります。今年は9月になって多く見られるようになりました。

2019-09-17-023df.jpg

桜の木の下には
2019-09-17-011df.jpg

毛虫のフンがいっぱい落ちています。

フンの落ちている場所は柵で囲っています。
2019-09-17-013df.jpg

フンの落ちている場所を見上げると
2019-09-17-015df.jpg

この通り、毛虫が密集して葉を食べています。
2019-09-17-016df.jpg

当園ではあえて殺虫剤を噴霧することや、虫を落として殺すことなどをしていません。

柵で囲って、毛虫の領域、園児たちの領域と分け、園児たちと共存を主としています。

毛虫が園児たちを襲うことはありません。たまたま落ちてきた毛虫に触って痒みを生ずることがあるかもしれません。

<危害を加えるかもしれない>、あるいは<毛虫は害虫だから>という、根拠の薄い<優生思想>で無闇に虫を殺(殺処分)してもいいのでしょうか?

園児たちには実際の毛虫を見せたり、撮った写真で見たりして毛虫の存在を確かめるようにしています。
<触るとひょっとしたら、痒くなる感もしれないよ!>とか<大きくなったら何になるのかな?>
関心を持つように言葉かけもしています。

最近ニュースで<豚コレラ>の話題があります。感染した豚は殺処分されるのでしょうか。
以前にも<鳥インフルエンザ>や牛の<口蹄疫>で感染した個体だけではなく、同じ飼育場内のすべての固体が殺処分されています。人間の御都合主義のなせることです。ナチスのユダヤ人虐殺と本質的には同じこと。

<小松左京セレクション2未来>(河出文庫)に<人類裁判>があります。
人類が太陽系外の宇宙空間へ進出した未来の話。
野放図な資源開発や異星生命体への残虐な処分について、また人類の過去の人類や動植物、家畜に対する残虐な処分に対して<汎宇宙精神体連合>から裁判を受け、有罪となる、という筋書き。
地球生命体たる人類では人類を裁けないのでしょう。<汎宇宙精神体連合>という別の知的生命体を以ってでないとわからない。

園児たちには毛虫から、殺処分にに対する<悲しみ><哀れさ>などの感情、<御都合主義>の感覚などを感じ取ってもらいたいものです。

バランスをとって!

もうじき運動会です。
平均台を渡ります。

年少児は
高さ40cm、幅10cmの平均台を2本くっつけたものを渡ります。
よっこらしょ!と落ちないように登って、20cmの幅を歩いて進みます。
こんなの簡単簡単!
2019-09-04-004a7-2.jpg

2019-09-04-005a7-2.jpg

2019-09-04-006a7-2.jpg

年中児は
平均台は1本、高さ40cm、幅10cmです。
手を使わないで、バランスをとって平均台に登ります。
2019-09-04-017a7-2.jpg

幅が10cmでもスイスイと進みます。
こんなの簡単簡単!
2019-09-04-018a7-2.jpg

年長児は
平均台にフープがついています。
2019-09-04-043a7-2.jpg

平均台上でしゃがんで
2019-09-04-044a7-2.jpg

フープをくぐって
2019-09-04-045a7-2.jpg

2019-09-04-046a7-2.jpg

立ち上がって
2019-09-04-047a7-2.jpg

進んでいきます。
こんなの簡単簡単!
2019-09-04-048a7-2.jpg

年齢によって難易度の差をつけています。
平均台上でしゃがんだり、立ったりするのはちょっと難しい動作です。

積み木で遊ぶ

積み木にもいろいろ種類があります。

棒に切れ込みがあって、組み合わせて遊ぶ積み木です。四角の囲みができます。
2019-08-30-014df.jpg

動物の形をしたものと一緒にしました。
2019-08-30-024df.jpg
この囲みの中は動物たちの寝床のようです。

小さな棒を直線上に組み合わせて動物たちを遊ばせています。
2019-08-30-016df.jpg

直線上に並んだところは動物たちの餌場のようです。
ここはキリンの餌場
2019-08-30-020df.jpg

ここはカバの餌場
2019-08-30-022df.jpg

動物の形に誘発されて動物園になったようです。
動物に餌を与えたり、寝かせたり、<散歩>と称して動物を動かしたり・・・・・・

動物園での見学やこれまでに得た知識や情報を元にして、再現したり想像したりと遊んでいます。
文字や言葉では表しきれない多様なことがそこで展開されています。

文字や言語って便利なようで極一部のことしか表せなくて、<不便な>ものですね。

身の回りの環境

私の園では、園庭の植物にはあまり手をかけないで<ほったらかし>にしています。
2019-07-29-022df.jpg

色々な植物が成長し、日陰を作ったり、花を咲かせたり、実をつけたりしています。
2019-07-29-004df.jpg

2019-07-30-167df.jpg

2019-07-29-028df.jpg

今、木々からはセミの鳴き声の大合唱が聞こえています。
2019-07-29-017df.jpg

網を持ってセミ捕りです。
2019-07-17-007e3.jpg

2019-07-17-008e3.jpg

どんな網でしょうか?
2019-07-16-002e3.jpg

棒は七夕飾りをつけた後の竹の棒。
レジ袋を針金ハンガー(クリニーング後ついてきます)につけて棒につけたもの。
身近な素材で作ったものです。

手付かずの身近な植物に誘われてどんな遊びを見つけようか?
楽しみです。
飽きることのない環境に感謝!

カレンダー
09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

m.k.masa

Author:m.k.masa
諸々の事柄に、なぜ?、どうして?という感覚をも持ち続けたい幼稚園園長です。
京大理学部卒、大学院修了
(うさぎ年です)

カテゴリ
検索フォーム
最新記事
最新コメント
ランキング
にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ



人気ブログランキングへ
リンク
ご意見、ご感想はこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カウンター
月別アーカイブ
最新トラックバック
フリーエリア
RSSリンクの表示
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

QRコード
QR