例年今の時期は、長いロープ巻から一本一本切り、端末を加工して全園児用の縄跳びの縄を作ります。そして年中児、年長児は昨年渡した縄から新しい縄へ更新します。

縄ー長、中、少

これから園児達に渡す縄跳びの縄です。
手前から年少用、年中用、年長用です。上の年齢用は、細くかつ長くなっています。

年長児はいろいろな跳び方を行うようになってきました。

肩、肘を支点とした縄の回し方から、手首を支点とした縄の回し方もできるようになってきました。
縄を早く回す<早跳び>、腕を交差させて回す<交差跳び>などは手首を支点とした動作ができないと不可能です。

<交差跳び>です。
交差跳-1

肩を支点とした腕の動作で縄を回します。
交差跳-2

肩を支点とした腕の動作で縄を回します。
交差跳-3

肘を支点とした動作で縄を回します。
交差跳-4

手首を支点とした動作で縄を回します。
交差跳-5

肘を支点とした動作で縄を回します。
交差跳-6

肩、肘を支点とした腕の動作で縄を回します。
交差跳-7

肩、肘を支点とした腕の動作で縄を回します。
交差跳8

肩、肘、手首を支点とした動作で縄を回しています。
特に手首を支点とした動作は年中児ではほとんど見られません。
ここに腕の動作の<進化>を見ることができます。
手首を支点とした動作は<細かい>作業を可能にします。
運動だけでなく、筆記用具、楽器などを使った諸活動に大きな飛躍をもたらしています。

こちらもご覧下さい。

カテゴリ <動作ー身体の動き>

<縄跳び用縄の製作>

<昭和幼稚園HP>
<歩く>、<走る>、<跳ぶ>・・・などの基本的な動作の習得が幼稚園教育要領で述べられている<健康、安全な生活に必要な習慣や態度を身に付ける>に結びついています。
<歩く>、<走る>、<跳ぶ>などは身体だけの動作です。

基本的な動作には、物を使う動作も含まれます。そのような代表的な動作として<物を投げるー投球>があります。物を使う動作には<技能>という側面が強く現れます。(身体だけの動作にも、もちろん<技能>はありますが)
<技能>は、文化的な意味合いがあります。ただほっておいても育ちません。育てる(指導)=先導者が伝えていくものです。
育てる(指導)の方法として、<エッセンスを「上から目線」で押し付ける>ような方法(いわゆるスパルタ式、日本の学校での部活などに多い方法かな?)は関心しません。
普段の生活の一部のような状況の中で行いたいものだと考えています。

今の時期、球投げのコーナーを設定しています。
球投げ-9

風船や「おばけ」に向かって各自新聞紙を丸めて作った「新聞ボール」を投げます。投球位置に板が並んでいます。なぜでしょう?

投げ終わったら、自分の「新聞ボール」を拾い、また投げる位置に戻り、風船や「おばけ」に向かって、また投げます。一定の時間に何回も何回も繰り返して<投げる>動作を行えます。

<投げる>動作で伝えるべき文化的な意味合いをもったこととは?
それは投げる姿勢です。
日頃の生活の中でボールを投げるなどの遊び(野球ごっこ)などに縁がなかった女子、女性はボールを遠く投げる動作、姿勢ができていません。投げる目標に向かって身体が正面を向いていて、身体全体が不動のままで腕の動作だけで投げるので、飛距離が伸びません。

野球の選手の動作を思い浮かべて下さい。
目標に向かって、ボールを持った腕を後ろに伸ばし、ボールを持った腕と反対の足を前へ大きく伸ばし、身体(胸)は目標物の方向と90度交差した向きになり、上半身を仰け反らして、腕と上半身一体になって投げているでしょう。大リーグのイチロー選手の外野からホームベースに向かって投げる投球はまさにこのような動作です。

<投げる目標に対して、足を前に出し、身体を正面向きではなく、斜めにして、腕と上半身一体にして投げる>この動作を、伝えていくわけです。
それをスパルタ式でなく!

投球位置にある板、この板の前方にボールを持った腕と左右反対の足を、ボールも持った腕と左右同じ足を板の後ろにと同じ置いて、投げるのです。そうすれば自然とイチロー選手のような姿勢が出来るわけです。

子ども達が投げている姿です。
球投げ-1

球投げ-2

球投げ-3

球投げ-4

球投げ-5

球投げ-6

球投げ-7

球投げ-8

どうです! すばらしいポーズでしょう!

<カテゴリ「運動」にもお越し下さい>

<昭和幼稚園のHPへもお越し下さい>
入園したての年少児。登園して下駄箱の前で外靴を脱いで上靴に履き替えます。

「どっこらしょ!」とお尻を床につけて座って・・・
バランス-1

バランス-2

年長児ともなれば、立ったままで外靴を脱いで上靴に履き替えますが、
まだ入園したての年少児ではバランス感覚が未発達です。

そこで今の季節、バランス感覚を育てるような場を多く設けています。

子ども達が大好きな「ままごとコーナー」
ここでは靴を脱いで上がります。このコーナーで遊ぶことで、何回も靴の着脱の練習ができることになります。
バランス-4

バランス-3

砂場では、シャベルを使って穴を掘ったり、砂をすくいあげたり、運んだり・・
バランス-8

バランス-9
年少児では立ったままでの動作が難しくなると、しゃがんでの動作が見られます。

木の板で道を、跳箱を組み合わせて階段を作って、先生の鍵盤ハーモニカのメロディーにのって、バランスをとって歩きます。
バランス-5

バランス-6

バランス-7

片足立ちの交互歩きで、階段の登り降りができるようになってきました。

子ども達のなにげない毎日の動作の中に「バランス感覚」を養う状況を設定しています。
知らず知らずのうちに「バランス感覚」が育っていきます。
(外部からくる体育教師での指導では、このようにはいきませんよ!)

バランス感覚が育っていけば、怪我の防止にもつながり、また多様な動作が可能となっていきます。

<昭和幼稚園のHPへもお越し下さい>


寒くなってきました。

身体が縮こまってしまいがちです。

マットの上で、回ったり、転がったり・・・
ポケットに手を突っ込まなくても、温かくなってきます。

まず前回り、

前回りの意義は上手な(安全な)転び方の練習です。
すなわち、頭に衝撃を与えない転び方です。

手を付くマットの位置と足の立つ位置に段差を設けます。
跳躍して回るような姿勢になります。
そうすれば、頭を支点としてゴロン、ゴロンといった回り方(頭に衝撃を与える回り方)にはなりません。

どうです!頭に衝撃を与えない回り方になっているでしょう!(ビデオの後半では段差を少なくしています)
<マットでゴロン、ゴロン>もご覧下さい。

マットで相撲ごっこ!

2人で押し合ったり、引っぱり合ったり、
土俵の線から出たら負け!、転ばされたら負け!
真剣に勝負です!
すもうー1

すもうー2

温かくなってきました!

<昭和幼稚園のHPへもお越し下さい>
私が小学校の頃、もう半世紀も前、「逆上がりの補助器(鉄棒の前におく斜面)」なるものはありませんでした。
近頃(といっても20年以上まえから)至る所にそのような補助器がありますね。教材会社の教育器具カタログには必ず掲載されています。

その補助器を使って練習している姿は、足をつかって斜面を駆け上がって、その回転で鉄棒を回る、といったものです。なかなか出来ない子どもの様子を見ると、(はやく回ろうとする気持ちがあるのか)腕は伸び、頭はのけぞっているようです。

物体に糸をつけ、糸の片方を鉄棒につけて、鉄棒の回りに物体を回すことを思い浮かべてみましょう。
糸の長さが短い方が、少ない力で鉄棒の回りを物体は回ります。
糸が長くなれば、多くの力が必要になります。

「逆上がり」の動作は今記した<糸をつけた物体の鉄棒のまわりの回転>と同じです。
糸の長さが短ければ、少ない力で、回転できるのですから、
鉄棒から、(糸の長さを短くする効果)=身体を鉄棒から離さないようにする=腕を伸ばさない、という姿勢が合理的です。ついでに、頭も、のけぞる、ではなく、臍の方を見る、といった姿勢が、<糸を短くする>のにつながります。

先に記した出来ない子どもの動作=腕は伸び、頭はのけぞる、は正に<糸が長くなる>に対応し、ますます出来ないような状態になっています。(私は高校入学まで逆上がりは出来ませんでした。ですから、腕が伸び、頭がのけぞる、そのような姿勢はよくわかります)


「逆上がり」という動作が必要になる場合はどのようなときでしょうか?
鉄棒の上で両腕を立てて身体を支えるような位置になるには、
低い鉄棒では、「逆上がり」などの難しい動作などしなくても、跳び上がればできるでしょう。
「逆上がり」が必要になるのは、跳び上がってもできない「高い」鉄棒の場合になります。
つまり、「逆上がり」の本来は「懸垂逆上がり」、足で地面や斜面を蹴って回転力をつけることが出来ない、場面での動作です。
練習の為、低鉄棒で「逆上がり」を行うのですが、本来の「懸垂逆上がり」に結びつくように、足で蹴って回転力をつけるのではなく、足の動作は極力控えるようにすべきでしょう。

孝考えると、鉄棒の前に置く斜面の「逆上がり補助器」は全く不必要なものだいう結論になります。

なぜ、あんな不必要なものがカタログにも載り、学校をはじめとしていろいろな所に置かれているのか、不思議でたまりません。



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プロフィール

m.k.masa

Author:m.k.masa
諸々の事柄に、なぜ?、どうして?という感覚をも持ち続けたい幼稚園園長です。
京大理学部卒、大学院修了
(うさぎ年です)

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