年度末の事務上の忙しさが少々落ち着いてきました。ブログに向かう余裕が出てきました。
さてさて、子どもの頃の思い出として
虫眼鏡を覗いて、<大きく見えること>、大変不思議でした。
小学校高学年の理科で顕微鏡を覗くことがありました。
虫眼鏡以上に、肉眼では見えない物まで見えることにびっくり!
レンズを使うと小さな物が大きく見えるだけなく、遠くの物も近くにあるように見える(望遠鏡)ことも知り、レンズの不思議さにはまっていきました。
「子どもの科学」の通販で簡単なキットを買って組み立てた望遠鏡で初めて月を覗いたこと、大感激でした。
今思い返してみてもレンズは不思議です。
レンズを通すだけで、大きく見えたり、近くに.見えたり・・・
自転車という道具を使えば、素足で走るより速く移動できます。
しかし、自転車にまたがっているだけでは動きません。足を使ってペダルを漕がなくてはなりません。
自転車にエネルギーを注入しまけれななりません。
自転車よりもっと速く移動できる自動車でも、ガソリンを燃焼させて(エネルギーを注入)初めて動くのです。
レンズから構成されている顕微鏡や望遠鏡は、ただ覗き込めば(エネルギーを注入することなしに)、大きく見えたり、近くに見えたり、不思議!不思議!
<努力しなくても>、大きく見えたり、近くに.見えたりするのですから、<なまけもの>にはピッタリの道具に思えてきます。(もっとも顕微鏡も望遠鏡も高価ですから、手に入れようと思えば、経済的な努力が必要になってきますが!)
中学生〜高校生の頃には父親のカメラをちょっと借りて、こっそり写真を写したり、レンズからカメラに興味は移っていきました。
大学生になってから、レポート作成に必要とか理由をつけて1眼レフカメラを買ってもらいましたが、1年以内に旅行中に盗まれたこともありました。
1970年代は私が大学生の時代でした。その頃カメラは露出が自動化され、モーターを使ってフィルムの送給も自動化、と写真を写す機能が人の技能に依存しない自動化が進んでいく時代でした。70年代後半には自動でピントがあうオートフォーカスに入っていく時期でもありました。
ただボタンを押せばきれいな写真が簡単に写る、そのような傾向に、<面白み>を感じなくなり、古いタイプのカメラに興味が移っていきました。
<露出やピントも失敗するかもしれない>そんな<揺らぎ>が<心をときめかせる>、まさに<遊び>のカメラに出会いました。70年代の後半です。もう40年近くも昔になるのですね。年を取ったもんだ!
その頃入手したカメラ2台です。
