磁石って不思議ですね。

くっついたり、反発したり、離れていても、力を及ぼしています。
私たち大人は、学校で教えられ、知識とししているので、不思議さを感じていません。

しかし磁石という存在には縁遠く、磁石に対する知識もないとしたら、不思議に思うに違いありません。
幼児期にとって磁石はまさにそんな存在でしょう。

不思議さの原因はなんでしょうか?
一般的な感覚では
<物体同士が接しているから物体間に力の及ぼし合いがある>
手で押して物を動かしている、
紐をつけた物を紐を引っぱって動かしている、
野球ではボールにバットが当たってボールが跳ばされる、
手で相手の顔を殴る(直接手が顔に当たっている)と痛さと身体のバランスが崩れる、
自動車同士が接触して車が損傷を受ける(交通事故)、etc

しかし
<接触していないのに、力の及ぼし合いがある>
これが不思議さの原因です。

自動車につけた磁石と棒につけた磁石が離れているのに、棒を押すと自動車が動く!!
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隙間を開けた2枚のガラス板の片方で磁石を動かすと、
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片方の磁石が下に落ちずに止まっている!!
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上の、または下の磁石の動きに応じて他方の磁石が動く!!
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<物同士が接触して力の及ぼし合いある>という日頃の経験から得られている<感覚>からズレていますね!!

離れていても力の作用がある<遠隔作用>という概念は日常の感覚では<不思議で理解不能>です。
磁石でも不思議ですから、物体同士には(離れていても)万有引力という力が作用している(地球と太陽は力を及ぼし合っている・・)など不思議で理解不能なことです。

<遠隔作用の不思議さ、理解不能>を解消するのに、<物と物が接して力を及ぼし合う>という日常の感覚へ立ち戻るように形成された<近接作用>の概念、<場(field)、重力場、電磁場、etc>の概念を形成していったものです。

物理学など自然科学、自然観、に留まらず、<不思議、理解不能>なことがらへの解消には、日常の感覚への立ち戻りが本質的でしょう。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感を通して日常の感覚を形成し、それをもとに<世界>を認識し、<世界>を形成しています。究極的には<世界>の理解は五感を通した日常の感覚への還元であるといえます。
夏休みや冬休みなど、長期にわたる休みは遊具の点検、補修の時期でもあります。
これも園長の大切な仕事です。

園児達に遊びの場を提供している六角塔の遊具(高3基、低3基)
六角-1

今年度初めに2基の柱部分が折れてしまい、高2基、低2基になってしまいました。
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20年以上前からある遊具で、約10年前に全部の柱(高9本、低9本)を取り替えました。
10年が経って、取替の時期になったようです。カタログ等に載っている遊具ではないので、部品の柱も特注です。
全部の柱(高9本、低9本)を注文をして、11月に納品になりました。

休みになり、古い柱を新しいものに取替です。
高い塔の部品です。これが3基あります。
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低い方の部品です。これが3基あります。
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六角の天板、底板と柱はロープで固定します。
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3日かけて、高3基、低3基完成させました。
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部分、部分にはキノコも生えていた、くすんだ色の柱から明るい柱に替わり、
1月に園児が登園してきたら、きっと新しい遊びを呼ぶ起こすにちがいありません。
三河湾に浮かぶ佐久島に行ってきました。

黒壁の集落に古瓦を積み上げた塀に出会いました。
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きっと廃品利用で作った塀でしょう。実用的でありながら、遊び心を意図して作ったわけではないでしょうが、結果として遊び心にあふれるものになっているのに感動してしまいました。

佐久島は野外アートでも知られた島です。

その中の一つ、<おひるねハウス>
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こちらははじめから遊び心を意図して作られたもの。
写真に見られるように中に入って<おひるね>をするには多くの人の行列があり、ちょっと無理。観光シーズンを外さないと無理か。

子ども達も積木(フレーベルの恩物)を使って遊び心を発揮しています。

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積んだ積木から覗いてみて、普段とは違う世界を覗いているんだろうね。

<おひるねハウス>から眺める<日常とちょっと違う>世界と同じかな。

はじめから何かを意図して作ったものではない、遊び心を誘発しているものは、いかにも人間的ですね。

<昭和幼稚園のHPへもお越し下さい>

暑い日が続きます。

今週は夏期保育です。

朝、木々からセミの大合唱が聞こえてきます。

登園したらセミ採りに夢中になっています。
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本園でのセミ採りの網は、廃品利用の手製です。

クリーニングから出来上がった時についてくる針金ハンガーを丸く輪に変形させ、そこにスーパーマーケットのレジ袋を取り付け、七夕飾りに使った竹にくくり付けて完成。

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うまく網でセミを捕らえました。

茂る小枝の上にいるセミを捕まえるさい、手前の小枝が邪魔になり、網が届きません。またセミに気付かれてしまいます。
そこで<とりもち>の登場です。
棒の先に粘着力の強い、荷造り用の布テープを巻き付けて、手前の小枝にも邪魔されずに、セミに近づきピッとセミを貼付けます。
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捕まえた!
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クマゼミが多数ですが、アブラゼミも見られます。
毎日セミ採りに夢中になって、セミの種類や雄雌の区別、鳴いている時間や鳴き止む時間があること、などいろいろなことを(知らず知らずに)学んでいるようです。黒板、椅子、机だけの教室では決して学べないことです。

<昭和幼稚園のHPへもお越しください>
前回は葉の葉脈について書きましたが、積木の場合です。

フレーベルの恩物を主として、また一部ではモンテッソーリの<円柱さし>も使用しています。
恩物を使った構成で、
<生活の形式>日常の生活にかかわりあう物(机、家など)の再現につながるもの
<認識の形式>)数量、形などの認識につながるもの
<美の形式>形としての美の形成、認識につながるもの
が挙げられます。

<美の形式>に分類される園児達の例を紹介します。

机の上に恩物をいっぱいひろげています。
恩物-美-01
左の子どもは積木を積みはじめています。
右の子ども達の前は積木が無秩序にひろがっています。そこでは<美>の状態ではないでしょう。

規則性をもって並べています。そこには混沌から<美>の状態になっています
恩物-美-03

恩物-美-04

恩物-美-05

恩物-美-02

<生活の形式>も加わり、もう少し複雑になって、
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恩物-美-07

<生活の形式>、もっと大きくしようなどといった<認識の形式>も加わり、もっとたくさんの積木を組み合わせて
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恩物-美-09

恩物-美-10

規則性が<美>を生じさせています。

積木を並べても完全な直線にならない等、規則性からのわずかな<揺らぎ>が生じています。

このわずかな<揺らぎ>が人間的な<美>につながっていると思うのですが、いかがでしょうか?

<昭和幼稚園のHPへもお越し下さい>
プロフィール

m.k.masa

Author:m.k.masa
諸々の事柄に、なぜ?、どうして?という感覚をも持ち続けたい幼稚園園長です。
京大理学部卒、大学院修了
(うさぎ年です)

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