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縄跳びーでき始め〜多彩な跳び方

年長児は縄跳びをいろいろな跳び方で楽しんでいます。

二人跳びー<二人で縄を絡めて一緒に跳ぶ>
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二人の呼吸が合い、縄の回しも跳ぶタイミングも揃って、上手なものです。
子どもたちの嬉しそうな顔も印象的です。

年長児が2年前、年少の今頃はどうだったのでしょうか?
私の幼稚園では年少の2学期後半ごろから縄に親しむ活動を始めています。
初めは丸めた縄を投げたり、縄をお尻につけて、尻尾とりゲームをしたり・・・と遊んできました。
次第に縄を回して跳ぶー縄跳びに誘ってきています。

現在の年少児です。

頭上から下へと縄を回します。
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足元に動く縄を跳び越すのですが・・・
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縄を跳び越すと同時に、縄を頭上にあげる腕の動作がなく、まだ未完成です。
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縄が頭上に行かずに一連の動作は終了です。


もう一人の年少児です。

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足元に来た動く縄をうまく跳び越しました。
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縄を動かす腕の動作が縄を頭上に回してきました。
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縄が完全に回りきらず、跳ぶ足の動作とタイミングがずれてしまっています。
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一連の動作が終了です。
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現在一連の縄跳びの動作ができている子はまだですが、もう一息の状態です。
縄を回す動作が難しいのです。
肩ー肘ー手首ーの動作の統合としての腕の動作の発達に関連しています。

以前に書いた記事<縄跳びー腕の動かし方>をご覧ください。

また腕の動作と楽器、道具などとの関連の記事の「カテゴリ」ー<動作ー身体の動き>もご覧ください。

投げ独楽(コマ)回し

今、園では独楽回しを行っています。

年少児では独楽の軸を両手でひねって回す撚りゴマ。
年中児では軸に糸を巻き付けて、糸を引っぱって回し、そして回転すると逆立ちする逆立ち独楽。
年長児では独楽に紐を巻き付けて、投げて回す、投げ独楽。

糸や紐を巻き付ける、撚る、糸や紐を引っぱる、投げるなど、手の様々な動作が必要となります。
特に投げ独楽では、独楽に紐をきれいに巻き付ける、独楽の投げ方、など手の巧緻性を養うのに格好な玩具です。

私は小学校の低学年で投げ独楽をやったのですが、回った記憶がありません。
鉄棒もダメ、棒登りもダメ、メンコもダメ、独楽もダメ・・・運動神経がからっきしダメな子どもでした。
運動や、独楽回しなど大嫌いで、避けていました。

幼稚園の教員になって、鉄棒、棒登り、投げ独楽回しなど、私の子ども時代のような子どもにしないようなことを考えました。

独楽回しの得意な人は、手裏剣を投げるように、肩、肘、手首をうまく使い投げ独楽を回しています。
この方法ですと、肩、肘、手首と、少なくとも三つの動作を連動させなくてはなりません。
これはとても難しいことです。
一つの動作でだけで回す方法はないものでしょうか?
お腹の辺りに独楽を持ち、肩、手首は固定して、肘だけを使って独楽を水平に投げれば、独楽は回ります。
肘だけの一動作だけです。
立ってではなく、しゃがんで投げます。しゃがめば、独楽が地面に到達する距離は短いですから、独楽のぶれは大きくなりません。

このような図式通りにはなかなか行かないものです。
無意識に手首の動きや肩の動きを加えてしまって、独楽が横倒しになってしまう場合が多いのも現実です。
子どもに手を添えて、肘だけの動作で回すよう、一緒に何度もおこないます。

一連の動作です。

紐を独楽に巻き付けていきます。右手で投げる場合は紐の巻方は時計の針の動きと逆方向です。
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しゃがんで、お腹の辺りに独楽をもって、水平に投げます。
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綺麗に紐がほどけて独楽が回ります。
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自分で紐を巻き付け、投げて回せる子どもが増えてきました。
そこで興味付けを!
「3回回せたら、独楽にシールを貼っていいよ!」という約束を作りました。
シールをいっぱい貼りたいがために、回します。なかなかうまく回らなかった子どもも次第に上手に回せるようになります。
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レベルの上がった投げ方、回し方にも誘いかけます。
タライの中で回せるかな?
逆さにしたタライの上で回せるかな?
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タライの中で回して、子ども達と独楽の勝負に誘いかけていきます。
「園長に勝った!!」という声がたくさん響いてほしいな!

こちらも参考にして下さい。(登り棒のこと)

昭和幼稚園のHPへもどうぞ

跳箱−開脚跳び

跳箱で<開脚跳び>の練習を行っています。
なかなか難しい動作です。

1・両足で蹴って前方に跳び、
2・跳箱に手をつき、
3・そこを支点として身体全体を前方へ移動して、跳び越す、

一連の動作がうまく組み合わさって<開脚跳び>が完了します。
跳箱-1

跳箱-2

跳び越せない子どもの動作は
1・<両足で蹴って前方に跳ぶ>が出来ていないので、
手が跳箱の前方に着かない、
跳躍力が不足して身体全体が前方に移動することが出来ない、となります。

跳箱-3

そこで、<両足で蹴って前方に跳ぶ>ために、そして手を着く位置が前方になるように、跳箱の上段のヘッドをヘッドより短いウレタン積木に変えて行っています。
跳箱-4

手をウレタン積木に着こうとすれば、両足で蹴って跳躍するようになるでしょう。
<ちょっと恐怖心>をもつ子どもには、教師が補助して恐怖心を軽減しています。
跳箱-5

跳箱-6

跳箱を横にして、主として垂直方向の跳躍力で跳び越させることがしばしば見られます。
この方法は動作としては単純で、高い跳箱も跳び越せます。見る者へのパフォーマンスにもつながります。
しかし、縦長の跳箱を跳び越す動作に必要な<前方に跳んで、手を着く>という大切な動作がありません。
<前方に跳んで、手を着く>という動作は、転んだ時など身を守る動作につながります。
単なるパフォーマンスに終わるのではなく、<身のこなし>に導く練習でありたいと願っています。

<昭和幼稚園のHPへもお越し下さい>

腕の動かし方−曲がった釘から見えてくること

木工工作というとなにを思い起こしますか?

ノコギリで木を切って、金槌を使って釘で木々を固定する・・・
このようなことが、子どもの木工工作の一般的なイメージでしょうか。

私が幼稚園教員になった20数年前、私の幼稚園でも木を切って、金槌を使って釘を打っていました。
でも釘は木に打ち込まれず、途中で曲がってしまうものばかりでした。
そのころ、某国立大学付属幼稚園を見学する機会がありました。そこには木工工作のコーナーがありました。
見学したさいには、そこには園児はいませんでしたが、曲がった釘がいっぱい散らばっていたのが印象深く記憶に残っています。

どうして釘が木に打ち込まれずに、途中で曲がってしまうのでしょう?
木との摩擦抵抗に打ち勝って釘は木に食い込んでいくのですが、
摩擦抵抗に勝る力が釘に与えられないと、
木の所で釘は動かず、しかも上からは力を加えられているから、
途中で釘は曲がってしまうわけです。

私の幼稚園での様子と某国立大学付属幼稚園の例から考えてみると、幼児の時代には、どうも木との摩擦力に打ち勝つような力を釘に与えられないようです。

どうして、そのような力を釘に与えられないのしょうか?
園児達の腕の動きを観察してみました。
肩を支点とした動き、それに肘を支点とした動きを加えた動作がメインで、手首の動作はほとんどなく、
腕全体、あるいは肘から先の腕が一体となって、それほど速い速度でなく動き、そのような腕と一体となった金槌が押し込むように釘に力を与えているのでした。
12月28日に記述したような、太鼓やカスタネットなどを叩くのと同じ動作なのです。

大人の私達は、手首のスナップを利用して釘を打っています。
手首のスナップを使うことによって、強い衝撃力を釘に与えているから、釘が木に打ち込まれるのです。
12月の一連の記事で記したように、
幼児期は手首を支点とした動作が発展途上の時代ですので、釘が木に打ち込まれるような強い衝撃力を金槌にあたえるのは無理なことだとわかります。

20数年前に観た『曲がった釘』のことが、腕や手の動作の分化に気づかせてくれました。
そして、腕や手の動作という面から、運動、描画、楽器など多方面の活動にいろいろ気づくことがありました。
それらのことを昨年12月13日、20日、28日の記事で腕、手の動作の成長の変化とそれに伴う運動、描画活動や楽器の使い方として記してきました。


さて釘を打ち込んで木々を組み合わせるは無理だから、木々を組み合わせる他の方法はないでしょうか?
園児が自ら切った木に私がボール盤で穴をあけています。
組み合わせの自由度は制限されますが、穴に通したボルトとナットで木々を組み合わせています。
木工-1

木工-2

作っては壊し、作っては壊しで、何度も楽しめます。
またナットの締め付けを緩くすれば(園児では普通緩くなっていますが)固定されずに、動きができ、(釘で固定したような)きっちりと固定した場合とは異なった楽しみ方もできます。
木工-3

木工-4

また機会があれば、腕の動作に関連した例を紹介しましょう。

腕の動かし方−太鼓などの楽器との関連

今回は太鼓などの楽器の使い方に注目してみます。

12月13日の記事で記述したように、

(1)肩→(2)肘→(3)手首

と腕や手をコントロールする支点が成長に応じて分化していきます。
そして
年少児では(1)が、
年中児では(1)〜(2)
年長児では(1)に加えて(2)〜(3)
が対応しているように思われます。

幼児教育ではよくカスタネット、タンバリン、鈴、太鼓などの打楽器を用います。
腕、手の運動を考慮すれば、
肩を支点として腕全体を大きく動かして音を出すことが基本となります。
細かいリズムを要求するのは、手首の動きをコントロール出来るようになってからで、年長児に対応することです。

カスタネット、タンバリンなどでは楽器を水平に持ち、利き腕を上下に運動させて楽器を叩いて音を出します。
タンバリン、カスタ

鈴はどうでしょうか?
片手に鈴を持って振らして音を出すことは幼児にとって難しいことです。手首の運動のコントロールがまだだからです。
カスタネットやタンバリンと同じように、片手に鈴を持ち、もう一方の腕を上下に動かして鈴を持った手を叩いて鈴を鳴らします。
鈴

太鼓はどうでしょうか?
今までの例と同じように、スティックやマレットを持ってまたは手を使って、水平に置いた太鼓を叩きます。
肩を中心とした腕全体の上下の運動で音を出します。

子ども達の楽器を使うときの手や腕の動きをもう少し詳しく見てみましょう!
腕全体が一本の棒のように動いているようです。
打った手は楽器で止まっていて、また腕を大きく上に動かして次の動作に備えています。
手首を支点としてコントロールすることがまだ難しいから、細かい動きが出来なく、細かいリズムを刻むことはできません。
また音も「パンッ、パンッ」といった『歯切れの良い音』にはならず「ボソ、ボソ」といった『締まりのない』ような音になりがちです。

年長児くらいになると、手首のコントロールが出来てくるので、細かいリズムや『歯切れの良い音』も可能になります。
しかし、子ども達に意識させないと、腕だけの運動におわってしまいがちです。
本園では、いろいろな打楽器に加えて、年長児では太鼓のリズム合奏、その後、マリンバ(大型の木琴)の合奏を行っています。
太鼓

「チューインガムじゃないよ!(手が楽器の上で止まってしまうこと) トランポリンで飛び跳ねるように、マレットを動かそうね」と呼びかけて、手首を支点にしたコントールに誘いかけています。
マリンバ

幼児期に楽器を使った活動を考える場合、腕や手の動作を考慮した配慮が大切です。楽曲、演奏方法などを「純粋な音楽的な検討」だけでなく、実際の子ども達の動作を見ても検討すべきでしょう。

昭和幼稚園のホームページにもお越し下さい。
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プロフィール

m.k.masa

Author:m.k.masa
諸々の事柄に、なぜ?、どうして?という感覚をも持ち続けたい幼稚園園長です。
京大理学部卒、大学院修了
(うさぎ年です)

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