名古屋市にあるトヨタ産業技術記念館に行ってきました。
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織機の開発から出発し自動車産業へと発展したトヨタの歴史を展示している所です。織機、紡織関係の展示と自動車関係の展示がメインです。赤煉瓦のかつての建物を活用してノスタルジーを感じさせる雰囲気、またJR名古屋駅に近くて交通の便もよい所です。

私が10歳まで、私の両親は織物関係の仕事をしていました。織物工場で生活をしていましたから、毎日織機の音とともに生活がありました。トヨタ産業技術記念館では自動織機を定期的に運転しているので、<ガシャン、ガシャン、・・・・>という懐かしい音を聞きに、何回か出かけて動作の光景を眺めています。
100年ほど前に、豊田佐吉が発明した自動織機はバネ、歯車などの機械部品の動作で自動運転(人手を極力減らした)を成し遂げた画期的な織機だったそうです。
トヨタ-2

また織機の上に<ドビー>という機械が載っているのを見ました。糸の動きを制御して模様のある生地を織るものだったと思います。もっと複雑な動きにしたものが、<ジャカード>という機械だったかな。動きを制御する方法は、ピンをつけた板を並べて、または穴の空いた板を並べて、ピンや穴の位置で機械の動きを制御していたと思います。ピンや穴の位置を変えることで、織る模様を変えるわけです。父がグラフ用紙を使ってピンの位置の設定をあれこれと検討していたのを思い出します。
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今回ここにいったのは、蓄音機の展示と演奏があったからです。
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蓄音機は電気を使わないで、レコード(SP盤)から朗々とした音が出てくる機械です。
機械部品の動きだけで、立派な音が出てくるのが何とも新鮮な感覚です。
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現在の音響器械のように、音量の調節も出来なければ、出てくる音の低音から高音にかけての帯域も狭いし、小さい音大きい音の幅も狭いし、ノイズもあるし、・・・と欠点が多くあるももの、なんと心地よい音が出てくるのでしょう。

今回の展示で見た自動織機、ドビー、蓄音機などの物は機械機構(バネ、歯車などの機械部品)で制御する物で、その制御の仕方、有様は感覚的に判りやすいものです。電気、さらにコンピュター、などで制御するとブラックボックス化して、感覚的にどのようになっているのか不明です。
現在の高度に進化した機構では、コンピュータなどを使用した制御でなければ実行不可能ですが、ここ数十年の間に生じた「変革」なんですね。
人間の感覚のありかたにとって、どのような変革をもたらしていくのか、大いに興味のあることです。
プロフィール

m.k.masa

Author:m.k.masa
諸々の事柄に、なぜ?、どうして?という感覚をも持ち続けたい幼稚園園長です。
京大理学部卒、大学院修了
(うさぎ年です)

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