なにができたかな?

今週は幼稚園で作品展を開催しています。全園児達の<絵画>、<版画>、<木の作品>を展示しています。

<木の作品>
園児達の切った木の棒に、私がボール盤を使って穴を開けています。
同じように穴を開けた円盤、四角と合わせて、ボルトとナットを使って組み合わせて作ります。

年少-1

年中-1

年長-1

このような教材を作った理由は、釘を打って部品を固定させることは、手や腕の発達段階から幼稚園児では無理なことだからです。詳しくは「腕の動かし方−曲がった釘から見えてくること 2012-01-11」をご覧下さい。

作る-1
初めは、ボルトとナットで組み合わせているだけですが、何回も何回も作っては壊し、作っては壊し、していると、次第に「◯◯になった!」「△△みたい!」などとイメージが涌いてきます。
作る-2

年少児では棒2本と円盤2枚だけですので、紙を併用して、乗り物をイメージしていきました。
何回もこの「おもちゃ」で遊んだ結果を展示しています。

<年少児の一例>
年少-2

年少-3

年少-4

<年中児の一例>
年中-2

年中-3

年中-4

<年長児の一例>
年長-2

年長-3

年長-4

どうです!どれも楽しい作品でしょう!
物の特徴をうまく捉えたものではありませんか! 少ない部品でよくもできたと感心してしまいませんか!

この<作っては壊し>の活動には大切な認識活動が含まれています。
物の特徴を捉えること、認識すること、それを再現すること・・・

これらの作品は展示が終わったら、子ども達が解体して、箱や袋に入れて家庭に持帰ります。
家庭でもまた<作っては壊し>が始まります。
年長児では昨年以前の部品があるでしょう。こんどはもっとたくさんの部品を使って遊べます。
年少児や年中児では来年部品が増えますよ!
卒園したご家庭に聞きますと、小学生になってもこの「おもちゃ」で遊んでいることがあるそうです。
幼稚園としては、大変うれしことです!
(せっかく園児達が作った作品が、『展示が終わったら<ゴミ箱行き>とはならない』ということもこのような「おもちゃ」を作った大きな理由の一つです。)

昭和幼稚園のHPにもお越し下さい。

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まとめ【なにができたかな?】

今週は幼稚園で作品展を開催しています。全園児達の<絵画>、<版画>、<木の作品>を展示しています。

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すっごい!!

子ども達の豊かな発想力と創造力!!!
すばらしいですね
そして、このような活動の準備を手間暇かけてするmasa先生の幼稚園、すごいです!!

Re: すっごい!!

Sakasayo様

コメントありがとうございます。

木の部品を使って何かを表現する、
言葉を使って何かを表現する、

少ない木の部品、習いたてのまだ語彙の少ない条件

おなじようなことですよね。

そんな条件だから、感性をいっぱいはたらかせているんですよね。

だから豊かな発想力、創造性が育つのですよね。

Sakasayoさんが子ども達と行っていることと共通のことですよね。

No title

こういうのいいですね~。Creativityがガンガン刺激されてるっていう感じがしますね。+リサイクル素材やペイントを使ってもいいかもしれないですね。そういえば、私も授業で、A4コピー用紙一枚と輪ゴム一つ、ペーパークリップ1個渡されて、”あなたの創造性を発揮させて何か作りなさい。”って言われました。クリップと輪ゴムの釣竿で吊り上げられているお魚を3Dで作ってみたんですけど、一瞬「うっ!」って考えちゃいましたね。子供の頃からこういうアクティビティーをたくさんさせてもらっていたら、右脳がどんどん発達して将来素晴らしいアーティストがたくさん誕生しそうですね。子共は生まれながらのアーティストであり、環境を整えることでその創造性を引き出し、才能を伸ばす手助けをするのは幼児教育者の大きな役割の一つだと私も信じています。

Re: No title

メイン家のママ様

コメントありがとうございます。

このような造形活動や音楽活動など芸術に関する活動は、決まった約束事は少なく、感覚に直接訴えるものです。ですから創造性が出てくるのですね。
そして、創造性だけでなく、それらが源となって、認識面へも大きな影響を及ぼしています。

私は幼児期には様々な環境を整えて絵を描いたりすることの方が、単に文字や数字を操作することよりずっと大切なことだと思っています。将来の文字や数字などの記号文化を受け入れ消化し、発展させるためにも、もっと皆さんが注目してほしく思います。
◯◯歳で△△まで数えられた!などと喜ぶことなどより、描いた絵にいろいろな意味を読み取って、子どもの心や認識の状況を発見することの「歓び」「うれしさ」を世の親はもっと知るべきです。(ちょっと過激かな?)

No title

これは、良い教材ですね♪

ねじを使うということ
限られた数の部品を使うということ(しかも月齢で違う)
作っては壊しができること
そうしながら想像から創造へ深まること
など、など
脳のあらゆる場所を使えますね・・・思考回路がどんどん育む!その瞬間、瞬間で!!
先の見通しもできる力もつくし、やり直してまた考えることができるし・・・

いつもいつもこの幼稚園で成長される子どもさんは、幸せだなあと感じています。

教材、私にもできるでしょうか・・・
一度、再来年くらいの完成を目標に是非、まねをさせてくださいませ。

Re: No title

あしやあそぼくらぶ様

> これは、良い教材ですね♪
ありがとうございます。

> 教材、私にもできるでしょうか・・・
ボール盤という工作機械を使えば簡単にできますよ。
ホームセンター等の日曜大工コーナーなどで購入できると思います。
プロフィール

m.k.masa

Author:m.k.masa
諸々の事柄に、なぜ?、どうして?という感覚をも持ち続けたい幼稚園園長です。
京大理学部卒、大学院修了
(うさぎ年です)

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